自認する性と身体が不一致のことを性同一性障害になるわけだが、この研究の目的は、GIDの人たちの精神疾患、精神症状を評価すること、そして、性ホルモン治療を始めてから1年経過した時点での精神状態を評価することである。

ホルモン治療を開始する前とホルモン治療開始後1年を観察したGID118人を対象とした。不安神経症(下記)、うつに対してメンタルテストを行った。(スコアが高いほど、重度)

例:不安神経症のテスト
以下の3つ以上を満たす
 落ち着かない
 早期から倦怠感あり
 イライラ
 集中できない
 筋緊張
 睡眠障害

精神疾患を伴うものは、17人 (14%)。精神的苦痛 、精神機能障害は、治療開始後の1年に比べて、治療前は、スコアが明らかに高かった。
不安神経症anxiety 治療前50% vs. 治療後17%
うつに対しては42% vs. 23% 、
心因性徴候24% vs. 11%
精神機能障害 23% vs. 10%

GIDのほとんどは、性同一障害が必ずしも、重度な精神的依存症とは関連性がないことが示唆され、併存した精神疾患を持っていない。治療の必要性がないとされる。不安神経症、うつ、心因性徴候、精神機能障害に至らないほどの精神状態である。

結局、GIDのメンタルヘルスにとって、ホルモン治療は、ポジティブな影響をもたらすと考えられる。

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Transsexual patients’ psychiatric comorbidity and positive effect of cross-sex hormonaltreatment on mental health: results from a longitudinal study.
Psychoneuroendocrinology. 2014 Jan;39:65-73.