FTMの子宮頸がんリスク

FTMの人口からは、パップテストにおいては、発生頻度は低いが子宮頸がんのスクリーニング検査はめったにされない。

今回、49人のFTM、医療従事者から慎重にインタビューを行った。(FtM21人、医療従事者17人)子宮頸がんのリスクとスクリーニングの必要性の認識を聞いた。

FTM自身は、パップテストの必要性を感じていた。しかし、医療従事者はさまざまで多くは、FTMは子宮頸がんのリスクは少ないと考えていた。セックスをする場合には、スクリーニングのガイドラインから行った方がよいが、そもそもFTMは男性とセックスはしていないし、パップテストをするのに不快であるし、規則正しく検査をする必要はまったくないと数人の医療従事者は考えていたからである。

FTM、医療従事者ともにFTMでも子宮頸がんのリスクがあること、FTMにおいても子宮頸がんのエビデンスにもとづいたガイドラインの作成などの重要性を教育することが重要である。

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今回の海外医学文献
Perceptions of cervical cancer risk and screening among transmasculine individuals: patient and provider perspectives.
Cult Health Sex.2016 May 4:1-15.