•FTMの安静時の脳活動がホルモンにどのように影響しているのか?
•FTM、MTF、男性、女性のf(ファンクショナル)MRIでの比較
•性同一性障害・FTM、一般男性と性同一性障害・MTF、一般女性の小脳、前頭皮質でfMRIで違いがあるのか?
•脳における性同一性障害・FTMの男性化の影響は、ホルモン治療の期間に何かしら関係があるのか?
•性同一性障害・FTMの男性ホルモンによる治療で、脳の男性化を証明することができるか?

性同一性障害における神経生物学的の基礎となる確証たる事実があるはずであるが、特にホルモン治療を受けたあとの安静時の脳活動に関する知見がほとんどない。

長期にホルモン治療している性同一性障害と一般人との間には、自発的安静時の脳活動の強さと特異的な脳の領域での局所的同調の2つが局所的機能に連続性とには違いがあった。特に、前頭葉、側頭葉、小脳に見られた。

19人のMTF、19 人のFTM 、一般男性21人 、一般女性21人がそれぞれ、安静期のMRIスキャンを行った。

FTMの小脳と前頭皮質には、アンドロゲンが脳に循環していることがわかった。

小脳には、ホルモン治療の期間に関係している影響があった。MTFには、これらのことが見いだせなかった。

男性ホルモン治療しているFTMでは、局所的な機能の連続性があったため男性化を促進していることがわかった。

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海外医学文献☞
Circulating androgens correlate with resting-state MRI in transgender men.