性自認は、男であるか女であるか、もしくは、男性らしい女性らしいという精神的な要素である。

※注…ここで記載する「同性愛」FTMは、homosexual FTM→そのまま日本語にすると、FTMのホモセクシャルに感じるかもしれませんが、正確には、FTMは、生物学的に女性であるので、性指向は、女性→女性で「同性愛」になります。=同性愛FTMは、女性が性の対象になります。

レズビアンに見るFTMの性自認を考える

その性の行動、男らしさ女らしさという感覚は、幼少期の性自認の特徴がそのままその後を支配することが多い。レズビアンは、異性愛女性に比べて、実質的には、より男性らしいとされている。さらに、より男性的なレズビアンは、男性的でないレズビアンに比べて、幼少期には性の不一致が大きいとされている。

FTMの集団において、幼少期の性の不一致を研究したものがほとんどない。レズビアンと同性愛FTM(女性を好む)との間には、
性の行動が一定しない(tomboyの行動)点では、違いがあまりないという報告がある。

しかしながら、レズビアンには、幼少期、思春期、大人になってからの性の自認に関して、その支障を来さない。このことが正しければ、このレズビアンの別姓のような行動は、別の性を自認している人たちとは、同じではないことになる。

1981年のレポートには、41人の同性愛FTM(女性を好む)のすべてが、幼少期に性の不一致をかなり感じたという。異性愛FTMは、幼少期に性の不一致を感じ、一定しない性への関心と行動が幼少期に見られたという。(ただし、なんでもないひとの比較がない)

異性愛FTMは、ふつうの女性に比べると高い頻度で性の不一致があるものの、同性愛FTMに比べると性の不一致の頻度は低いとされている。

このように、同性愛FTMは、異性愛FTMに比べて明らかに頻度が高い性の不一致があることが予測されるものの、性の自認とその行動は、完全には相関関係はない。1999年のあるレポートによると、レズビアンは、異性愛女性に比べると別の性への思いが強いという報告がある。

一般的なFTMは、自分が男と思っているので、別姓へのなりたい思いが強い。そのため、同性愛FTMは、異性愛FTMに比べて、より男らしくありたいと思っている傾向にある。

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Sexual Orientation of Female-to-Male transsexuals:A Comparison of Homosexual and Nonhomosexual Types
Arch of Sexual Behavior;2000;29:259-278

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