背景
女性の身体として生まれたFTMは、性の自認としては男性である。彼らは、妊娠して子供を産み、母乳で育てることもあるかもしれない。

この研究は、彼らに質問しまとめた。「妊娠、出産、母乳で育てるということは、FTMとしてどのような経験だったのか?」

方法
男性として自認するFTMが参加してくれた。妊娠、出産、授乳を経験したFTMにインタビューを行った。これらの構想、歴史的に重要な事として、トランスジェンダーのコミュニティの協力を得て行われた。
結果
22人のFTMに参加してもらった。16人はある時期に母乳で育てた。4人は母乳で育てず、2人は現在妊娠中でそこまでにまだ至っていなかった。
22人のうち9人が、子供を授かる前に胸オペ(乳腺摘出、乳房切除)を行っていた。6人は、子供を産んだ後に胸オペを行った。

5人は、将来的に胸オペを望んでいる、そして、2人は胸オペはまったく望まなかった。性別違和の経験、出産前の胸オペの経験、FTMとしての授乳経験、出産後の男性ホルモンの再開などの経験を記録した。

彼らの経験した時期、妊娠前、妊娠中、産後6か月そしてその後を年代順にカテゴリー化した。

考察
対象になった参加者のほとんどは授乳を選んだが、いく人かは肉体的、精神的な健康面の理由で授乳をしなかった。

医療従事者は、患者との信頼、育児をうまく行うためのケアを構築するために性別違和、FTMとの理解を深めるために、コミュニケーションを取るべきである。
さらに言えば、 母乳方法の選択に関わらず、妊娠前、妊娠中、出産後のすべてのステージを通して、医療従事者は、胸オペ手術後の授乳、乳房ケアの知識が必要である。
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今回の医学文献
Transmasculine individuals’ experiences with lactation, chestfeeding, and gender identity: a qualitative study.
BMC Pregnancy Childbirth.2016 May 16;16:106
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